【ナーダという名の少女】リオデジャネイロの光と陰

リオという光と影の国で出会った、アリコとナーダという光と影の二人。

アリコの成長物語、そして南米の考察を少し。

ナーダという名の少女 / 角野栄子 / KADOKAWA
https://www.amazon.co.jp/ナーダという名の少女-角野-栄子/dp/4041106532%3FSubscriptionId%3D090596K8VFHWK71V2782%26tag%3Dhnzk-22%26linkCode%3Dxm2%26camp%3D2025%26creative%3D165953%26creativeASIN%3D4041106532

リオデジャネイロで暮らす日系のハーフのアリコと、謎の少女ナーダ。

光と影のコントラストがくっきりした、リオならではのまぶしい光景と

アリコとナーダという、光と影である二人が重なる。

それを重々しくなく、だけどしっかり心に刻み込むように

文章が進んでいくのは、さすが角野栄子さん。

 

15歳のアリコの成長の話なので、特別大きな事件が起こるわけでもないけれど

最後まで読むとやっぱり達成感があります。

熱でほてった街の温度感が伝わってきて、そこでの買い物とか、父との会話とか、

ちょっとしたこと全部がアリコの心に何かしら作用していく感じ。

言葉のひとつひとつをしっかり読みたくなる素敵な本でした。

 

これを読んで、ブラジル行ってみたいなあと思いました。

コパカバーナの丘の話や、海と山のまち、というのは世界遺産にも出てくるし

素敵な街なんだろうなあと。

ブラジルとアルゼンチンは隣り合った国だけど

ブラジルはポルトガル領、アルゼンチンはスペイン領。

それはその昔、南米大陸が発見される前に大西洋を二国で分割したけど

後に新大陸が分割の境界線上に見つかり、仕方なく大陸も分割したからだそう。

今感じるリオはそういう歴史の上にあるというのも不思議な感覚。

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